いさり火  静岡県東伊豆町

2018年11月

源泉かけ流しのお湯が自慢の、相模湾を望む絶景の温泉宿

「いさり火」は伊豆大川温泉にある、全室に露天風呂が付いた全12室の旅館です。

外観

宿泊当日はお宿の方が 伊豆大川駅まで車で迎えに来てくれました。

お宿は正面から見るとそれほど大きく感じませんが、実際はかなり奥行きがあり、とても広々とした旅館でした。

フロント

玄関周りは広々としていました。

玄関を入ると右側にフロントがあり、その奥には地元の名産品やお土産物を扱っているショップがありました。

ラウンジ

送迎車がお宿に着くと女性スタッフが出迎えてくれ、館内のラウンジへと案内されました。

ラウンジの正面は全面ガラス張りの大きな窓になっており、そこには木々の向こうに海が広がる素晴らしい景色が! 

窓に向かって大きなテーブルと椅子が置かれていたほか、いろいろな形のソファやロッキングチェアーも置かれていました。

ラウンジの片隅にはユニークな形をした「DAVONE」のスピーカがあり、到着した時はクラシックが、夜にはジャズが流れていました。

ラウンジのテーブルには「De’Longhi」のコーヒーマシンと 「TAYLORS」の紅茶のティーバッグが置いてあり、15時から22時までと翌朝7時から12時までセルフで利用できました。

お部屋への持ち込みもOKです。

ラウンジで出されたお着きお菓子は上品な感じの和菓子とお抹茶でした。

こちらのお菓子をいただきながら、チェックインの手続きを行いました。

設備

客室へと続く階段にはアロマが置かれ、お部屋に持ち帰って楽しめるようになっていました。

また、喫煙室も設置されていました。

客室

宿泊したのは10畳の和室に広縁、露天風呂が付いた客室でした。

和室と広縁の間の襖は縁まで白い和紙で覆ってあり、室内がより明るく感じました。

畳のお部屋ですが座卓と座椅子ではなく、テーブルと椅子が置かれていたので、脚や膝が悪いひとにはありがたいと思います。

広縁には景色を楽しめるように窓に向かって掘りごたつ式のテーブルもありました。

お布団は夕食をいただいている間にスタッフが敷いておいてくれました。

敷布団には「テンピュール」が使用されていました。

広縁についた扉を開けると、伊豆石で出来た湯船の露天風呂がありました。

屋根が付いているので多少の雨なら気にせず利用できます。

こちらのお湯は敷地内からくみ上げた源泉かけ流しで、鉄分が多いため茶色く濁っており、少し硫黄の匂いがしました。

眺望

木々の緑の向こうに青い海が! 

きれいな景色でした。

備品

箪笥には部屋着として浴衣が大1枚と中2枚、羽織と足袋が1枚づつ置かれていたほか、バスタオル2枚とタオル1枚がありました。

冷蔵庫もありますが中は空で、フロント横にある売店でアルコールやソフトドリンクなど各種ドリンクを購入することができました。

飲み物は、緑茶とほうじ茶のお茶セットと氷水の入ったポットが用意されていました。

アメニティ

アメニティはナチュラルスキンケアブランドの「medel」が、バスアメニティは国産のユズとショウガの成分を配合したアロマコスメ「凛恋」と野草成分配合の「LORE」が置かれていました。

大浴場

大浴場は男湯「月の雫」と女湯「流れ星」の2か所で、両方とも内湯と露天風呂があり、15時~20時半まで利用できました。

21時から翌日の11時までは貸切風呂として空いていれば自由に使えるシステムでした。

どちらもバスタオルはありませんが、タオルは沢山用意されており、手ぶらで利用することができました。

「月の雫」の内湯は洗い場が5つあり、湯船も空間も大きく広々としていましたが、「流れ星」の内湯はこじんまりとしていましたが、露天風呂にはハンギングッチェアが置かれていました。

どちらの露天風呂も 内湯から少し距離がありますが、緑に囲まれており、遠くに海が見えてとても気持ちよく湯あみすることができました。

アメニティはお部屋と同じものが置かれていたほか、「john masters organics」と「BOTANIST」もありました。

夕食

夕食のスタート時間は18時、18時半、19時から選べ、食事の用意ができると電話で知らせてくれました。場所は1階の「然」でした。

料理は「いろり会席」で先付から水菓子まで全10品が提供されました。

基本は和ですが、料理長がイタリアンやフレンチの経験も積まれているらしく、前菜の甘鯛エスカペッシュや中皿のスペアリブなど、洋テイストの料理も加わり、よいアクセントになっていました。

造里は伊勢海老、目鯛、太刀魚などどれも新鮮で、本わさびのほか醤油、塩、梅ソースの3種類が添えられ、味の変化を楽しみつついただくことが出来ました。

コースのメインは、卓上囲炉裏で魚や野菜を炭火で焼きあげる「いろり」という料理で、スタッフが食材を網の上に載せてくれた後、自分で好みの焼き加減に焼き上げるのですが、焼いている間、他の料理を夢中でいただいていたら、いつの間にか南瓜やズッキーニが焦げてしまっていました。

朝食

朝食の時間は8時、8時半、9時から選べ、前日の夕食後に決めました。

場所は昨晩の夕食と同じで、ご飯は白米か黒米をブレンドしたものかを、干物はアジ、カマス、シズから選べました。

席に着くと、上品に料理が盛られた色とりどりの小鉢が並ぶ木箱が置かれており、見た目にも華やかでした。

干物のシズはふっくらとした白身でちょっと塩味がしてとてもおいしくいただけましたし、お味噌汁は前日に造里でいただいた伊勢海老の殻が入っていて、いいお出汁がでていました。

食後には帰りの駅までの送迎の確認がありました。

総論

こちらの旅館での滞在は満足のいくものでした。

ラウンジからもお部屋からも海を見下ろす素晴らしい景色を堪能できました。

温泉もよかったです。

大浴場を貸切で使ったときには広々とした湯舟を独り占めでき、とても贅沢な気分になれましたし、緑に囲まれた露天風呂では海を眺めながらゆったりと入ることができ、気持ちよかったです。

チェックアウトが12時と遅めの時間なので翌朝もゆったりと過ごすことが出来たのも高ポイントでした。

心身ともにリラックスしたいという人にはお勧めのお宿です。

※この投稿は以前、別のサイトでアップしたものを再投稿したものになります。

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