2019年2月
大正ロマン情緒あふれるホテル
金沢城のすぐ隣に位置する、大正ロマンを感じさせるホテルです。
外観
金沢城公園の隣、お堀通沿いに建っています。
玄関が通りに面していないため、宿泊者以外は入りにくい構造になっていました。
フロント、ロビー
こちらのホテルは大正ロマンをイメージした造りになっており、ロビーには加賀の四季を表したというステンドグラスが使われていたり、ランプやインテリアもアンティーク調で統一され、大変趣がありました。
壁には地元石川の伝統工芸品である加賀友禅を使ったアート作品や九谷焼が飾られており、金沢らしさも感じることができました。
客室
今回宿泊したのは広さ30平米のベーシックツインです。
ベッドの上に天蓋が付いていたり、壁紙が花をデザインしたものだったりと女性が好みそうな内装でした。
洗面台はバスルームの中にひとつ設置されていたほか、クローゼットの前にもあったので、二人で泊まるときは便利だと思います。
バス・トイレのスペースは少し狭めでした。
お風呂は館内に天然温泉の大浴場があったので、そちらを利用しました。
備品
飲み物は、「加賀棒茶」というほうじ茶のペットボトル、急須で入れるほうじ茶、「ＫＥＵＲＩＧ」のカプセル式コーヒーメーカーが置かれていたほか、冷蔵庫の中にはホテルオリジナルデザインのミネラルウォーターのペットボトルとコーラが入っており、無料でいただくことができました。
コーヒーカップと湯飲み、急須は地元の名産品である九谷焼で統一されていました。
テーブルには上品な甘さの落雁が赤い金沢漆器に入れられ、置いてありました。
お部屋には浴衣とバスローブ、使い捨てのスリッパとサンダルが置いてあり、館内にある天然温泉大浴場には浴室専用エレベーターを使って浴衣とサンダルで行くことができました。
ロビーやレストランの浴衣での利用は不可でした。
無料で使えるスマートフォンもありました。
アメニティ
アメニティは歯ブラシ、櫛、綿棒など基本的なもののほかに、バスバブルも置いてありました。
バスアメニティは「ＭＩＫＩＭＯＴＯ ＣＯＳＭＥＴＩＣＳ」のもの、ハンドソープは無添加の「ジャムレーベル」のものでした。
眺望
窓からはお堀通と金沢城公園の緑がちょっとだけですが見えました。
設備
きれいに整えられた中庭があったり、朝食会場に向かう廊下には写真が飾られギャラリーのようになっていました。
天然温泉大浴場
１階にある天然温泉大浴場はチェックインから24時までと翌朝５時から10時半まで開いていました。
脱衣所にはタオル類が用意されていたので、手ぶらで利用でき、便利でした。
地下807メートルからくみ上げた天然温泉は美人の湯として有名だそうで、泉質は炭酸水素塩泉で琥珀色のちょっととろみのあるお湯でした。
大浴場にはサウナが併設されており、14時から23時まで利用できました。
脱衣所にはお水のほかに、オレンジジュースとほうじ茶のサーバーが用意されていました。
バスアメニティは部屋に用意されているものと同じでしたが、大浴場にはアフターシェーブローションやヘアトニックが置いてありました。
大浴場の入口にはアイスバーの入った冷蔵庫が置かれており、自由にいただくことができました。
夕食
夕食はホテル内のお食事処「加賀料理まほろば」で金沢の冬の味覚、ずわい蟹会席をいただきました。
蟹の甲羅焼き、蟹のてんぷら、蟹ご飯など蟹尽くしの贅沢なコースでした。
朝食
朝食はブッフェスタイルでした。
加賀野菜など地元ならではの食材を使ったお料理がたくさん並んでいました。
総論
サービスはよかったと思います。
チェックインの時、雨が降っていたのですが、濡れた服やカバンを拭くためにタオルを手渡してくれましたし、チェックアウト後、観光をすませ、預けた荷物を取りに戻った時、タクシーまで荷物を運んでくれ、車が去るのを丁寧に見送ってくれたのも印象に残りました。
金沢市内のホテルでは珍しく温泉があるのも高ポイントでした。
ホテルのコンセプトはしっかりしているし、インテリアなど、細部にまでこだわっているので、この世界観が好きな方、特に女性にはお勧めだと思います。
※この投稿は以前、別のサイトでアップしたものを再投稿したものになります。
コメントを残す