愛媛県 内子町1

2019年5月

漆喰の壁の伝統的な家屋が立ち並ぶ美しい街並み

松山駅から特急で25分ほどの内子を観光しました。

内子駅の1階には観光案内所があり、そこで内子の地図をいただけます。

駅前の広場には大きなSLが置いてありました。

内子の観光スポットである町並み保存地区までは駅から結構距離があります。

途中、大きくて脂ののった魚を店頭で焼いている鮮魚店がありました。

後に、ここの焼魚をお目当てに内子に来たという方にお会いしました。

旅行中だったので、購入はしなかったのですが、見た目のとおり、味もおいしいようです。

駅から歩いて10分弱くらいの場所に内子座があります。

内子座については愛媛県内子町2でご紹介します。

内子児童館

明治12年に神戸まで視察に出かけ、フランス風の建物の小学校を建てたとのことです。

この建物はその時の外観を模して昭和に造られ、現在は児童館として使われています。

白い漆喰の壁と洋風の窓の洒落た感じの素敵な建物でした。

八幡神社

入り口はそう広くないのですが、奥行きのある神社です。

山門の赤い提灯が目を引いたので立ち寄ってみました。

本殿には奉納された古い額縁の絵が沢山飾られていて、素晴らしかったです。

ガイドブックにものっておらず、境内には自分以外誰もいなかったのですが、結構見ごたえがあるので、時間があったらぜひ立ち寄ってほしいです。

商いと暮らしの博物館

明治時代から佐野薬局として使われていた建物を利用し、大正時代の薬屋の暮らしを当時の道具や人形を用いて再現している博物館です。

通りに面したスペースはオープンになっていて、店売りの様子が再現されています。

近づくと、店番をしている人形が突然喋りだしたのでちょっと驚きました。 

建物は奥行きがあり、表から見たよりもずっと広かったです。

ほかにも家族揃っての食事や接客の様子、炊事をしている様など様々なシーンが再現されていて、なかなか凝ったつくりでした。

きれいに手入れされた日本庭園や内子の歴史を展示した蔵もあり、かなり楽しめます。

交差点に建つ伊予銀行はレトロでかわいらしい建物でした。

旭館

大正15年に活動写真館として建てられた建物で、国の登録有形文化財に指定されています。

今はもう廃館になってしまっていますが、正面には昔懐かしい映画のポスターが沢山飾られ、当時の繁栄ぶりが偲ばれます。

『丹下左膳』の顔出しパネルもあり、映画好きにはたまらないと思います。

八日市護国伝統的建造物群保存地区

江戸後期から大正時代に建てられた商家や町家が立ち並ぶエリア。

クリーム色の漆喰の壁や出格子など、昔ながらの風情ある日本家屋が軒を連ね、まるでタイムスリップして昔に戻ったかのような気分にさせてくれる街並みでした。

和蝋燭、漆喰、鬼瓦など伝統産業に携わってるお宅が多く見受けられました。

民家の軒先には無人の野菜販売所があり、大根、玉ねぎ、唐辛子などいろいろな野菜が売っていました。

今回はサクランボを1パック購入しました。

小さいですが味はしっかりとサクランボでした。ほんのりと上品な甘さでおいしかったです。

本芳我家

明治22年に建てられた、木蝋で財をなした豪商のお屋敷で、重要文化財に指定されています。

残念ながら内部は非公開ですが、外からでも漆喰を使った鏝絵、海鼠壁、鬼瓦、弁柄の出格子など、素晴らしい意匠を見ることができます。

手入れの行き届いたお庭は見学可能でした。

木蝋資料館上芳我邸

木蝋で財を成した本芳我家の筆頭分家のお屋敷で、重要文化財に指定されている豪邸です。

各種意匠を凝らしが外観も立派ですが、内部もそれに劣らず広くて立派。

これだけの家を維持しようと思ったら一体どれだけ管理費がかかるんだろう、と余計なお世話的なことを考えてしまいました。

お願いすればスタッフが内部を簡単に解説しながら案内してくれます。

時間に余裕があるのなら、木蝋や邸宅についてより深く知ることができるのでお勧めです。

同じ敷地内には釜場や物置など、生産施設も残されていました。

また、製蝋用具や資料、ハゼの実が製品になるまでの工程を展示してある木蝋資料展示棟も併設されていてかなり見ごたえがあります。

高昌寺

内子駅から向かうと、八日市護国重要伝統的建物群保存地区を抜けたその先にあるお寺で、500年以上もの歴史を持つ古刹です。

山門前には真っ白な涅槃像があるのですが、その大きさにびっくり。この涅槃像をみるために、タクシーで訪れていた観光客がいました。

境内には山門や本堂、回廊など、立派で歴史を感じされる建物が立ち並んでいるのですが、ここまで足を延ばす観光客は少なく、静かにゆっくりと見学することができました。

文化交流ヴィラ 高橋邸

松山市内のレストランで、「内子に行く」といったら、こちらを訪ねることを勧められました。

ここは日本のビール業界に貢献し、通産大臣も務めた高橋龍太郎氏が育った邸宅とのことです。

母屋ではお庭を眺めながらお茶をいただくことができます。

離れもあり、1日1組限定ですが宿泊することもできます。

今回は松山から日帰りで訪れたので、ちょっと駆け足気味でまわることになってしまいました。

内子は昔の街並みがきれいに残っており、見どころも多いので1泊したほうが時間を気にせず、じっくりと見て回れると思います。

※この投稿は以前、別のサイトでアップしたものを再投稿したものになります。

2019年5月 愛媛県 内子町2

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