2019年9月
古寺めぐりコース
持光寺から海龍寺まで続く約2キロほどの小道に沿って、多くの寺社仏閣が点在しています。
石畳の路地は住宅の間の細い隙間を抜けていったり、階段や坂など起伏に富んでおり、尾道らしい風情のある景色が楽しめる散歩道です。
今回は、そのうちのいくつかの寺社仏閣を参拝しながらコースを歩きました。
浄土寺
616年に聖徳太子が創建したといわれている歴史のあるお寺で、山門は重要文化財です。
ここには国宝の多宝塔、重要文化財の阿弥陀堂など見どころが沢山あります。
本堂も国宝です。
境内にはハトが沢山いたのですが、絵馬もハトをモチーフにしたかわいらしいものでした。
木製の歴史を感じる裏門は重要文化財でした。
お寺の前からは新尾道大橋がよく見えます。
西郷寺
参道の両側は小学校の敷地でした。
本堂。内部は見学しなかったのですが、泣き龍天井があるとのことです。
境内に置かれている七福神の石像は、どの神様もちょっとユーモラスでやさしい表情をしていました。
西國寺
729年、行基によって建立されたと伝えられる、真言宗醍醐派の大本山です。
広くて大きなお寺で、伽藍の規模が西国一という意味を込めて、西國寺と名付けられたとのことです。
山門の中に安置されている室町末期に作られた仁王像も立派。
吊り下げられている草履がでかい! 仁王像にあやかって健脚を願って奉納されたもので2メートルほどあるそうです。
山の斜面に建てられた広い境内には、金堂や本坊、三重塔などが点在しているのですが、残暑が厳しい中、境内を散策するのに山門から長い階段を登らなければならず、かなり疲れました。
朱塗りの金堂は国の重要文化財です。
手前は持仏堂。奥の三重塔は途中の道が崩壊したとのことで、間近で見ることができませんでした。
境内からは眼下に尾道の街並みと尾道水道のきれいな景色が眺められました。
艮神社
尾道市内で最古の神社といわれています。
境内には市の天然記念物にも指定されている推定樹齢900年といわれる楠があります。
幹の太さは7メートルにもなるそうで、ともかく大きくて立派!
天寧寺 海雲塔
この塔越しの街並みと海の景色は、尾道を代表する景色としてメディアによく登場します。
国の重要文化財の三重塔は、昔、五重塔だったらしいです。
本堂はもう少し山を下った場所にあるのですが、今回は三重塔のみ見学しました。
信行寺
線路が参道を横切っているユニークなお寺です。
もともとは線路のある辺りに建っていたのですが、山陰本線が通ったので現在地に移動したそうです。
訪れたとき、境内には誰もおらず、とっても静かでした。
心を落ち着かせたい人にお勧めのお寺です。
持光寺
石でできた山門がユニークな、浄土宗のお寺です。
ご住職が陶芸をされているそうで、粘土を握って仏様を作る「にぎり仏」が人気とのことです。
※この投稿は以前、別のサイトでアップしたものを再投稿したものになります。
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