2019年4月
長い階段を上った先にある、白いベールを纏ったような生瀬の滝
袋田の滝を見学後、吊り橋を渡ったところで生瀬滝という案内板が目に入りました。
袋田の滝のパンフレットによると、滝までの道のりは月居山ハイキングコースのなかに組み込まれていて距離もそう遠くなさそう。
せっかくここまで来たのだから、と行ってみることにしました。
生瀬の滝には階段を上っていきます。
最初は辺りに咲いている黄色い花を見ながら軽い足取りで登っていたのですが、その階段がともかく長い。あそこまで行ったら終わりかな、と思って登ると、さらにその先が。
登れども登れども終わらないんです。
袋田の滝の落差は120メートル。その上流にある生瀬滝に行くには、当然それ以上の高さを登らなければならないんだけど、登り始めたときはそんなこと考えもしませんでした。
ちなみに120メートルはだいたい30階のビルの高さに相当するそうです。
滝を見下ろす展望台はさらにその上にあるから、35から40階分くらいは登ったのではないでしょうか。
何度途中でやめようかと思ったことか。
休憩を取りながらなんとか展望台にたどり着くことができました。
あとちょっと階段が長かったらほんとにくじけていたかも……。
途中、袋田の滝が上から見える場所や天狗の鼻の形をした天狗岩があります。
生瀬滝の落差は15メートルほどとのこと。
展望台から見た滝は思ったよりも遠くにあり、迫力は感じられませんでした。
しかし、岩肌を流れ落ちる水が白いベールのようできれいな滝でした。
荒々しい袋田の滝と違い、生瀬滝はやさしい感じの滝でした。
滝までの道のりは高低差があるため訪れるのはちょっと大変ですが、それでも見る価値はあると思います。
ハイキングコースはさらに奥まで続いているので、体力に自信がある方はぜひそちらにも挑戦してみてください。
※この投稿は以前、別のサイトでアップしたものを再投稿したものになります。
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